こんにちは、池袋東口託児所「つながり」、保育士の柚木です。
皆さん、「子どもは大人の鏡」なんて言葉を聞いたことはありますか?
子どもが大人のマネをしている姿を見たことがあると思いますが、中にはこんなことまで見られてたの!なんて驚いてしまったことはありませんか?
大人が思っているよりも子どもは大人の事をよく見ています。
中には今まで気づかなかった自分の行動や癖などをマネされているかもしれません。
保育園では皆さんが思っている以上に親のマネをする子が沢山います。
皆さんの普段の行動が実は保育園などに知られているなんてことがあるのです。
そんな子どもがマネをしているとはどういうことなのか、大人はどうしていけばいいのかまとめていきたいと思います。
目次
- 1.子どものマネは大人の鏡?・どうして子どもは大人のマネをするの?
- 2.子どものマネは大人の鏡?・子どもにマネされない方法は?
- 3.子どものマネは大人の鏡?・子どもが大人のマネをすることを活用しよう
- 4.子どものマネは大人の鏡?・普段の言動はふとした時に表れる
- 5.子どものマネは大人の鏡?・まとめ
子どものマネは大人の鏡?・どうして子どもは大人のマネをするの?
まず子どもが周りの大人のマネをするのは自分が成長する事への憧れからマネをすることがあります。
大人のマネをすることで自分も大人になったつもり、成長したつもりになれるからマネをします。
つまり成長に対する憧れから大人のマネをすることがあるのです。
他にも知らない事に対する対処を学ぶことがマネをする理由の一つなのだと思います。
小さい子どもはまだ経験も少なく周囲の状況などから自分の行動を考える事ができるほど成長していません。
しかし、自分の身に降りかかった時にどうすればいいのか知らないといけないという中で一番簡単にできる事が、身近な大人のマネをすることになるのだと思います。
また他人の行動が魅力的に見え、興味を持ったからマネをすることもあります。
興味を持ち自分もやってみたいという気持ちからマネをしたり、他に模倣遊びの一環として大人のマネをすることもあります。
子どもにとってマネすることも遊びの一部でもあるのです。
そして子どもは純粋で見たことをそのままマネします。
その中に良い悪いなんてことは考えていません。
だからこそ大人が子どもにマネされることについて考えていかなくてはいけません。
子どものマネは大人の鏡?・子どもにマネされない方法は?
さて次は大人の行動を子どもにマネされないためにはどうするえばいいのかという事ですが、結論から言ってしまうとそんな方法はありません!
子どもが大人の行動をマネすることは成長していく上で自然なことですし、子どもがどんなことをマネするのかは子どもの気分や状況次第です。
だったらマネされたくないからと大人と子どもの関りを無くすのかと言えば現実的には不可能でしょう。
つまり子どもが大人の行動をマネしてしまう事は止める事ができないのです。
そんな中で子どもがマネした行動を見て自分たちの思ってもみないところをマネされて恥ずかしい思いをした方もいるかもしれません。
では大人はどうすればいいのかというと子どもにマネされても恥ずかしくない行動を心がけるのが良いでしょう。
大人の行動は全て子どもにマネをされることが当たり前ということを前提として考えておくことで、大人の行動を見直す良いきっかけになるのではないかと思います。
また子どもが大人のマネをすることを前提とすれば、子どもに身に着けてほしいことを大人が率先して実践する事でマネをした子どもに身につけさせやすくするなど、うまく活用する方法が見えてくると思います。
子どものマネは大人の鏡?・子どもが大人のマネをすることを活用しよう
さて子どもが大人のマネをすることは止められるものではないという事はわかっていただけたかと思いますが、ではそのまま放置するのかといえば違います。
むしろ子どもが大人のマネをすることを活用して子育てに役立ててしまいましょう。
その方法とは、子どもに生活習慣など身につけさせたいことを大人が率先してやる姿を見せる事で、子どもが身に着ける助けに利用することです。
大人だってそうですが人に厳しくあれこれ指示している人が、自分で言ったことを何一つやっていないのを見たらどう思いますか?
まずはお前が率先してやって見せろよ!と思いませんか?
それは子どもだって同じです。
子どもにあれこれと厳しくしておきながら大人が全くやっていないのでは説得力はありませんし、大人がやっていないのなら自分だってやらなくていいと思ってしまうのは当たり前です。
実際、子どもに言葉だけで生活習慣などを身に着けさせようとしても大変です。
ですが大人が手本となってやっている姿を見せる事で子どもも受け入れやすくなり、マネして身に着けやすくなるのです。
これは生活習慣だけに限らず、運動や趣味などでも親がしている事は子どもも早く覚える事と同じことです。
子どものマネは大人の鏡?・普段の言動はふとした時に表れる
さて子どもにマネされることを前提としたうえで注意することがあります。
それは子どもの前でだけやればいいというような取り繕った行動ではダメだという事です。
いくら子どもの前では気を付けようとしても、ふとした時に一番慣れ親しんだ素の行動というのは出てしまいます。
そして子どもというのはそんな行動こそよく見ていますし、マネしたがるものです。
ですから子どもと離れている時の普段の言動から注意していかないとすぐにボロが出てしまいます。
もし大人の行動を改善していこうというのであれば、子どもが見ていない普段の行動も見直していくようにしましょう。
子どものマネは大人の鏡?・まとめ
さてここまで子どもが大人のマネをすることについて書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
まさしく「子どもは大人の鏡」でしたね。
子どもが大人の言動をマネするというのは成長していく上でごく自然なことであり、防げるようなものではありません。
だったらマネされてしまう事を前提としたうえで、大人のマネをすることで生活習慣などが早く身に着けられるように活用していきましょう。
しかし、そのためにはふとした時にボロが出てしまわないように、大人は子どもがいない時でも普段の行動から意識しておく必要が出てきます。
多少なりとも大人にも負担が増えてしまうことにもなりますので、どのように進めていくかはしっかりと決めておきたいですね。
今回の記事が少しでも皆様の子育てのお役に立てればと思います。