朝食の甘い物や菓子パンはあり?なし?

ぶろぐ

朝食に甘い物や菓子パンはあり?なし?

こんにちは、池袋東口託児所「つながり」、保育士の柚木です。

日々の託児の中で保護者の方とお話しすると朝食に甘いものをあげているとのお話が出てくることがあります。

朝の忙しい時間にせっかく用意したご飯も子どもが食べたくないと言って食べてくれないから仕方なくという理由や甘いものは嫌がらずに食べてくれるからという理由であげているそうです。

でも朝食に甘い物ってどうなの?と相談されることもあります。

というわけで今回は朝食に甘いものはあり?なし?というテーマでまとめていきたいと思います。

 

目次

朝食に甘い物

さて朝食に甘いものはどうなのという保護者の方からの相談について、ずばり私は朝食で甘いものをあげる時は気を付けてくださいと伝えています。

その理由は朝から甘い物だけ食べても意味がないからです。

それがなぜなのかこれから詳しく解説していきたいと思います。

 

朝食の役割・目覚めた身体はどんな状態?

というわけでまずは目覚めた身体の状態と朝食の役割についてまとめていきたいと思いますが、まず朝食というのは身体を目覚めさせ、身体や脳が正常に働くために必要な栄養を摂取するためにも大切なことです。

朝食を食べる事で寝ている間は低かった体温を上昇させ身体が活動しやすくし、食べたものをエネルギー源にして脳や身体を働かせるのです。

しかも、睡眠中空腹で食事をとれないため省エネモードになっている身体は、起きて朝一番で食事を食べると素早く吸収される様な状態です。

そこで糖分たっぷりの甘い物を摂ると一気に血糖値が上がってしまい、その血糖値を下げようとする働きで膵臓からインスリンが分泌されます。

このインスリンは、余分な糖分を脂肪に変えてしまうので、脂肪として糖分が体内に蓄積される一方、急激に血糖値が下がりすぎる「低血糖」を起こす恐れがあるのです。

さらに、脳や身体を動かすためには他の栄養素も必要になるのに、糖分に偏った食事では必要な栄養が足りなくなってしまいますので、朝食では甘い物だけではなく他の物も食べる様にするのが望ましいのです。

 

朝食を食べてくれない子どもには

手の込んだものを作っても子どもが食べてくれないという場合には、バランスなどにこだわらず朝食を食べる習慣を身に着ける事を優先するのもありです。

品数を減らしおにぎりやパンといった主食にカットフルーツをプラスするといった簡単なメニューで子どもが食べやすい物にしたり、ヨーグルトやシリアルといった子どもが口に入れやすいものから朝食の習慣を身に着けていき、朝食の習慣がしっかり身についてから朝食の内容を考えていくのでもよいと思います。

ただし、いくら子どもが食べてくれるといってもスナック菓子やチョコレートなどはやめましょう。

スナック菓子やチョコレートは、糖分や油分、塩分などが多く、子どもの身体に悪い影響を与えてしまうほか、通常の食事へのステップアップがしにくく、いつまで経っても朝食がお菓子ということになってしまいます。

また良く朝食代わりに食べていると聞くのが「菓子パン」ですが、「菓子パンは食事ではなくお菓子です。油脂や糖質がたくさん使われていて、高カロリーです!食事の代わりにはなりません。」と保育園勤務時代に栄養士の先生が言っていたのを覚えています。

なのでいくら食べてくれるからと言っていつも菓子パンばかり食べさせるということはやめましょう。

 

まとめ

さて朝食に甘いものはありか、なしかといことですが結論としては甘いものだけ食べるのはNGという事になります。

菓子パンはお菓子であり食事ではないのでちゃんと食事もとって、甘い物を食べるなら食後にデザートとして食べるようにしていくのがおすすめです。

乳幼児期は身体が大きく成長していく時期であり、これからの成長の土台作りでもあります。そんな大切な時期に食べる朝食が甘い物や菓子パンばかりというのは子どもの成長にとっても良い事ではありません。

また一日を朝から元気に過ごす上で朝食は大切なものですから、甘い物や菓子パンだけではその元気も出てきません。

朝食に食べる物は考えていきたいですね。

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