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子育て<2歳児の成長>No,1

こんにちは、池袋東口託児所「つながり」、保育士の柚木です。

今回は子育ての中で2歳児のお子さんの心と身体の成長・発達についてまとめていきます。

2歳児の成長にはもちろん個人差もありますが、おおよその成長や発達段階を理解することで子育てにも役立つ事でしょう。

それでは2歳児の身体と心の成長や発達、特徴についてご紹介していきたいと思います。

 

目次

子育て<2歳児の成長>

2歳を過ぎてくると身体の動かし方も上手になり、言葉もたくさん覚えて、行動や自己表現の幅がぐんと広がるなど運動面はもちろん、精神面での成長も著しい時期です。

自我も芽生えてきて今まで以上にお子さんとコミュニケーションを取れるようになって成長が喜ばしい反面、「イヤイヤ期」「魔の2歳児」とも言われる第一反抗期の時期になり、対応に困ってしまう事も多くなります。

この第一反抗期と呼ばれる時期が2歳児の一番の特徴であると言えるでしょう。

 

2歳児の身体の成長と発達

2歳になると全身の筋肉や感覚が発達し基本的な動きに加えて、応用的な動きが出来るようになってきます。

1歳児と比べて、できることが一気に増えた事でお子さん自身が周りのあらゆる環境を楽しむようになります。

できることが増えていくと、段々と自信がついて「自分でやりたい!」という気持ちもどんどん出てくる様になり、どんな事にも挑戦しようとします。

子どもの「したい!」という気持ちを尊重し、強い意欲からの成功体験は成長に良い影響を与えてくれます。

子どもの「できた!」という気持ちに大人が共感してあげる事で自己肯定感が高まっていくことにもつながります。

しかし、一方で運動機能はまだ未熟な部分もあるので、ケガや事故などに注意しましょう。

 

運動能力

筋力、体力もずいぶんついてきて、動きが活発になり、基本動作に加えて、応用的な動きできるようになってくるのが運動面での特徴です。

しっかりとした足取りで歩く、走る、少しの高さならばまたぐことができる、手を使わず両足を交互にあげて階段の上り下りをする、しゃがむ、両足でジャンプする、ボールを蹴る、つま先立ちや背伸びができる、鉄棒にぶら下がることができる、など出来るようになることが増えてきます。

運動能力が発達し、大人に手を引かれなくても、自分だけで歩いたり小走りできるようになり、歩くだけでも楽しくて仕方ない時期です。

体を使ったダイナミックな遊びにも興味が出てくる頃ですので、公園などに出かけ、思いっきり体を使った遊びを大人と一緒に楽しみましょう。

ただし、1歳の頃よりも、行動範囲が広がり、大人が驚くほど活発に動き回るようになり、自分が走れることが嬉しくて、何も考えずに飛び出したりすることもありますので、公園の出入り口、道路や曲がり角などは、手をつなぐなどしてケガや交通事故にはより注意しましょう。

 

操作能力

指先を器用に動かせるようになり、大人の補助が無くてもスプーンやフォークを使って食事ができるようになったり、クレヨンをしっかりもって線を描いたりなど、今まで一人では難しかった事も、次第にできるようになってきます。

力強い線を描く、小さなものをつまむ、ドアノブや蛇口などをひねる、手を使うときに力の加減ができる、簡単な衣服の着脱ができる、大きなボタンのかけ外しができる、スプーンやフォークを上手に使う、両手指を組み合わせて手洗いができる、など指先や腕を器用に動かせる様になります。

 

2歳児の心の成長と発達

2歳児は精神面での大きな変化として「自分でやりたい!」という意欲が出てきます。

運動面でも一気にできることが増えてきますが、何でも自分でやってみたいという気持ちが非常に強くなる反面、まだ言葉が未熟なため上手く伝えられないもどかしさから泣いたり、癇癪を起すなどいわゆる「イヤイヤ期」や「魔の2歳児」と言われる時期になります。

心の健やかな成長には、2歳児特有の『やりたい気持ち』と『上手くできないジレンマ』を受け止めてあげることが必要不可欠です。

「○○したくない!」といった言葉の背景にある『もっと~したい』という気持ちを受け止め、「もっと~したかったんだよね」と代弁し言葉で伝えることで、お子さんのモヤモヤした気持ちがふっと軽くなるだけでなく、少しずつでも伝え方を学ぶことに繋がっていきます。

2歳を過ぎてくると一人で靴がはけたり、シャツやトレーナが着られるようになるなどできる事が少しずつ増えてきます。

これらのことは、大人から見たら小さなことですが、「できた!」という「達成感」を積み重ねていくことは、子どもの心の成長にとって、とても大切なことです。

この小さな「達成感」「成功体験」の積み重ねが、子どもが成長していく上で、いろんなことに挑戦する時の自信と頑張りにつながっていきます。

これまで大人がしてあげていたことを、少しずつ子どもにやらせてみたり、ボタンのない洋服が一人で着られるようになったら、ボタンつきのものを選ぶなど毎日の生活の中で、子どもの成長、発達の様子を観察しながら、少しずつ子どものできることを増やしていきましょう。

そして頑張ってチャレンジしている時には、口や手を出さずに、そっと見守ってあげて、できた時に「できたね!」とたくさんほめてあげましょう。

 

言葉

2歳児の言葉の発達は著しく「言葉の爆発期」とも言われるほど、どんどんと話せる言葉が増えてちょっとした会話も成り立つようになり、周りの大人が一方的に話しかけるというよりは、子どもの話を聞く機会も、どんどんと増えてきます。

「ブーブー、あっち」などの二語文のほか、「ママ、こうえん、いこー!」「にゃんにゃん、あっち、いっちゃった」など、三語文を話す子も出てくるでしょう。

また、好奇心も旺盛になり色々なことに興味を持ち「これはなあに?」「あれは?」「どうして?」「なんで?」と次々と質問をするようになりますが、これもまた言語を習得するためには欠かせない行動です。

子どもたちは尋ねることで、言葉の世界、知識をどんどん広げていきますので、子どもの「なあに?」にはできるだけ丁寧に答えてあげてあげましょう。

ケーキを見て「これなあに?」と聞かれたら「ケーキだよ」と一言で返すのでなく、「赤いイチゴがのっていて、甘くておいしい食べ物のケーキっていうんだよ。」などと言葉のおまけをつけて答えてあげると、子どもの言葉の世界も広がり、その言葉のおまけからまた新たな「なあに?」「なぜ?」につながっていきます。

このように新たな「なあに?」に繋がっていくことで言葉と知識が広がっていくのです。

またただ教えるのではなく「なんでかな?どう思う?」と聞き返し、子どもに考える機会を与えて考えるという行為を経験させてあげるのもいいでしょう。

成長につれて少し長い会話の内容でも、最後まで聞いていられる力もついていきますので「ダメ!」「やめなさい!」などの短い言葉だけなく「今日は、もう遅いからお家に帰ろうね」など、きちんと理由を説明するようにしましょう。

また耳で聞いた言葉をどんどん吸収していきますので、周囲の大人は言葉遣いに注意が必要です。

そして言葉に合わせて少しずつ、数の認識ができるようになってきます。

まだ、大きな数は正しく認識できませんが、1つ、2つ、3つくらいまでは、区別できるようになります。

ですが無理に教え込むのではなく遊びや生活の中を通して、体感しながら覚えていきましょう。

遊びや散歩などの時に「○○は何個あるかな?」など会話しながら、子どもと一緒に数を数えたりするといいでしょう。

<2歳児の言葉の目安>
語彙数が200~300程度まで増える
「あたま」「おなか」「おしり」など、体の部位の名前を覚える
体の痛い部分を言葉で伝えられる
二語文・三語文を話すことができる
目で見たものを言葉で示すことが上手になる
「イヤ」「自分で」など気持ちを言葉で表現できる
「これはなに?」と、物の名前を知りたがる
色の名前がわかる
3までくらいの数を数えられる
上と下など対比する言葉を理解できる
昨日・今日・明日といった時間の概念がわかりはじめる

言葉の発達には、かなり大きな個人差がありますから、あくまでも目安として考えましょう。

 

自発性

子どもが2歳ごろになると、どんなことも「自分でやってみたい」という自発性が生まれます。

同時に自我や自立心も生まれてきて、衣服の着脱や排せつなどの手助けを嫌がって「イヤ!」「じぶんでやるの!」と怒ったり、思い通りにいかないと、癇癪を起して泣きわめいたりする行動が多くなります。

これがいわゆる「イヤイヤ期」とよばれる第一次反抗期ならではの行動で、一見すると単なるワガママのようにも思えますが、子ども達の自我や自立心が発達している証拠でもあります。

「イヤイヤ期」については、別の記事で詳しくご紹介します。

 

社会性

2歳児は他の子に関心を持ち始め、お友だちと関わることが増えてきます。

お友だちの様子を観察したり、名前を呼んだり、近づいて隣で遊んでみたり、他人が持っているものに興味を示したりするようになり、遊びが一人遊びから集団遊びへと変わっていきます。

ただし2歳児の社会性はまだ未発達な部分が多く、思いを言葉にしたり、相手の気持ちを考えて行動することは難しく、相手のおもちゃを急に取ってしまったり、思い通りにいかずに叩いたり噛みついてしまったりすることもあり、トラブルも多く起こります。

しかしこの時期は子ども達にとって人間関係を築く第一歩を踏み出す大切な時期です。

そのため大人がお子さん同士の間に入り、お互いの気持ちを伝え、子ども同士の意思の「架け橋」になって子どもたちの人間関係を支えてあげていくことが大切です。

 

記憶力と思考力の発達

この時期の子ども達は記憶をもとに、喜んだり、泣いたりといった行動がみられるようになります。

以前注射をされた病院へ行く道を覚えていて、曲がり角に来たとたんに泣き出したり、ママがいつものお出かけバッグを手にしたとたんに「お出かけだ!」と玄関へ走って行ったり・・・

印象が強く残る楽しかったことや怖かったことはよく覚えていて、その時に感じた感情のままに行動する時があります。

また、自分で物事を考える力、思考力も身に付いてくる頃ですが、時間の流れについてはわかってきてはいても、何でも「きのう」になるのが、この時期の大きな特徴です。

「きのう、ママと、遊園地にいったの!」と行ったのはずっと前でも、子どもが話すときに使う時間軸は「きのう」になってしまいます。

この時期の子どもの時間軸は「現在(今)と過去(=きのう)」の二つで構成されているためです。

「きのう」より前のことを子どもが間違って使っていても「それは、『おととい』だったよ」と無理やり訂正させる必要はありませんが、会話の中で「きのう」「おととい」「明日」「あさって」などの言葉を使っていくと、自然と時間の感覚とその言葉が身に付いてきます。

まとめ

2歳児というのは身体的にも精神的にも大きく発達する時期であり、できる事が増え、色々な事を考えられるようになります。

その反面、まだまだ未熟な部分も多く子ども本人が言いたい事ややりたい事と、できる事の差があり、その違いに対しての気持ちに折り合いを付けられないイライラを出してしまいますが、その気持ちを大人が受け止めてあげて言葉ややり方を伝えていくことでさらに成長します。

また、他の子との関わりが増え、人間関係も形成されていきますが、最初はうまくいくはずもなく、トラブルも多く大人が子ども同士の懸け橋になる様な援助が必要です。

子どもの発達を考えながら大人が無理矢理「教える」のではなく子どもが成長できるように「支えて」あげられる様な援助をしていきましょう。

 

 

今回の記事はここまでです。

次回は、2歳児の遊びや食事、イヤイヤ期について書きていきたいと思います。

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