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ぶろぐ

赤ちゃんの人見知りの始まり、原因と対策は?

こんにちは、池袋東口託児所「つながり」、保育士の柚木です。

赤ちゃんの人見知り、皆さんご存知かと思いますが生まれてからしばらくは誰に対してもニコニコと笑顔を見せてくれていたのが、いつの間にか両親以外の人が抱っこすると泣いてしまうようになってしまいますよね。

こうなってしまうと会う人すべてに泣いてしまうんじゃないかと気にしてしまう方もいらっるのではないかと思います。

今回は赤ちゃんの人見知りについてまとめました。

人見知りについて

人見知りいつから

まずは人見知りの時期についてですが、大体赤ちゃんが生後6ヶ月ぐらいから始まり、2歳頃になると落ち着いてきます。しかし、結構個人差があるので3~4ヶ月で始まる子もいれば1歳近くになってから始まる子もいます。

なので人見知りがいつ始まるのかは生後6ヶ月はあくまで目安と考えましょう。

人見知りは成長の証

赤ちゃんの人見知りは赤ちゃんが成長し記憶する脳が育ったために始まります。どういうことかというといつもお世話をしてくれる人や見慣れた人を記憶し、知らない人を見分けられるようになり人見知りが始まります。特に見知らぬ人や、行き慣れない場所では、一番安心できるお母さんを求めて安心感を得ようとするのです。

赤ちゃんの人見知りが始まると誰かに会うたびに「泣くんじゃないか?」「泣かないように何とかしないといけない」と考えてしまうかもしれませんがそんなことはないんです。人見知りの程度の差こそありますが人見知りすることは赤ちゃんならみんな経験する事です。

ですから人見知りが始まったからといって悩んだり思い詰めたりする必要はありません。むしろママが不安に感じているとそれが赤ちゃんに伝わり、その不安から余計に泣いてしまい余計に不安を感じて悪循環になってしまう可能性もあります。

パパにも人見知り!?

赤ちゃんの人見知りは基本的にはママ、パパの両親以外に人見知りするものですが、赤ちゃんによって人見知りの程度も様々です。両親以外全てダメな子もいればおじいちゃんおばあちゃん、親の兄弟関係などの親戚関係までは大丈夫な子、逆におじいちゃんおばあちゃんや親の兄弟関係はダメでも他の大人は大丈夫な子、ほとんど人見知りをしない子などほんとに赤ちゃんによって違います。

人見知りが激しい子の中にはパパですら泣いてしまう子もいますので、泣かれてしまったパパさんは落ち込んでしまったなんてお話を聞くこともありますね。

場所見知り

追加として人見知りならぬ「場所見知り」についても触れたいと思います。「場所見知り」とは赤ちゃんが初めての場所やあまり慣れていない場所で不安を感じ泣いてしまう事を言います。つまり人見知りの場所バージョンですね。

理由は自分の家という安心できる場所から離れ、初めて訪れた場所や普段あまり行かない場所などどんなところかもわからないところに来てしまったため、不安から泣いてしまうのです。

場所見知りしてしまうと普段よりも人見知りが強く出る事もあります。

 

 

人見知りの対処法

人見知りは赤ちゃんの成長の証とは言ってもやはり人と会う時など泣いてしまったらどうしようと不安になってしまうと思います。なので少しでも人見知りが軽くなるように対処法をまとめてみました。

ママが落ち着く

まず、赤ちゃんが一番信頼して安心できるのは何と言ってもママです。ですがそのママが泣いたらどうしようと不安に思っているとその不安は赤ちゃんに伝わります。そんな不安な状態で人に合えばもちろん赤ちゃんは不安で泣いてしまいます。

ですのでまずは赤ちゃんが人見知りで泣いてしまってもそれだけ赤ちゃんに求められ、安心できると頼られている証だと考え「もう人見知りが始まっちゃったのね」と笑って流してしまいましょう。

パパでも泣いてしまうほどの人見知りでも、ママが落ち着いて笑っていればそれだけで赤ちゃんが感じる不安は軽くなります。

周りに説明する

赤ちゃんは可愛いけれど近づいて泣かれてしまうとやっぱり悲しいですよね。ですので事前に「今人見知りで誰にでも泣くかもしれない」と伝えておけば、嫌な気分にさせる事は少ないでしょう。

特に育児を経験したことのない人に対しては人見知りの原因やそのうちおさまっていくことを伝えてあげれば安心するでしょう。

さらに赤ちゃんが人見知りで泣いたからといてママが焦ってその人から引き離したりすると赤ちゃんはその人は安心できない人と覚えてしまうかもしれません。つまりママが過剰に反応してしまうとより人見知りが激しくなってしまう可能性もあるので気にしすぎないようにしましょう。

徐々に慣らす

人見知りの赤ちゃんをいきなり知らない人に抱っこしてもらうのは難しいですよね。まずはママに抱っこされながら同じ空間に居るなど近くに居ながらも安心できる状況を作り、それに慣れたら近くに寄ったり軽いスキンシップをして少しずつ慣れさせていきましょう。

さらに、特定の人に対する人見知りを直すなら頻繁に顔を合わせるようにすると良いでしょう。泣いてしまうからと合わせないようにするより毎日のように顔を合わせるようにすれば、赤ちゃんがその人の顔を覚え安心出来る人だと認識し、慣れやすくなります。

また、「パパへの人見知り」が起こってしまった時は赤ちゃんが見られる所にパパの写真を貼ったりして赤ちゃんがパパの顔を見る機会を増やすようにするといいですよ。

外の世界に触れる

赤ちゃんが成長していくと外の世界に興味を持ったり、ママやパパ以外の人とも関係を築いていきます。

しかし、人見知りで泣かれてしまうのが嫌で家に引きこもってしまうと外でしかできない経験の機会を奪ってしまいます。

むしろ外の世界を見せ、他の人と触れ合う事で人見知りが落ち着いてくることもあるので、人見知りしながらも少しずつでも外に出るようにしていきましょう。

また、場所見知りをしてしまっている子も何度も訪れてその場所に慣れ、赤ちゃんもその場所が安心できると思えば場所見知りも落ち着きますよ。

 

まとめ

ここまで赤ちゃんの人見知りについてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか?

赤ちゃんの人見知りどんなものか知っていても実際目の当たりにすると慌ててしまったりするかもしれませんが、人見知りは赤ちゃんがちゃんと成長している証拠でもあります。

人見知りはすぐになくなるものではなく、いろんな人との触れ合いや沢山の経験によって赤ちゃんの心が成長する事で少しずつ収まっていきますので、育て方や別の事が原因ではないのかと深刻に考えたりせず泣いてしまっても「ママの事が大好きなのね」と笑顔で答えてあげたいですね。

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