ぶろぐ

「ワンオペ育児」について

こんにちは、池袋東口託児所「つながり」、保育士の柚木です。
最近何かと耳にする機会の増えた「ワンオペ育児」という言葉、皆さんの家庭ではワンオペ育児になっていませんか?

いまいちピンときていない方も少なくないのではないかと思いますが、いまさら聞けない!!と言う方のために

今回は特にパパさん達に向けて書いてみたいと思います。

なにかと話題のワンオペ育児について

*ワンオペ育児ってなに?

ワンオペレーション育児の略でパパかママどちらかが育児に関わる事の全てを1人でこなしている状態の事を指しています。

さらには育児だけでなく仕事や家事まで1人でこなしている場合もあり、世間ではこれが主にママに偏ってしまっているのが現状のようです。

個人的には、単身赴任中のひとり親の方をイメージすると分かりやすいかと思っています。

*そもそもなにが問題なの?

ここからは私の個人的な考えを、パパさん達に向けて書いていこうと思います。

それではもったいぶらずに答えからお伝えします!!

ワンオペの言葉の通り育児を一人でやっている事が問題なのだと思います。

そんなこと言ったって仕事もあるしどうすればいいんだよ!!仕事で疲れているんだから家にいる時ぐらいはゆっくりさせてくれよ!!家にいるんだから子供のことくらいやって当然だろ!!と思いますよね?

でもどうやら違うみたいです。

育児中のママは肉体的疲労もそうですが心の問題もあるみたいです。
育児をしていると子どもと常に一緒にいるので、外出はおろか自分の自由な時間もままならない毎日を過ごしています。
赤ちゃん連れで外出するのは大変ですし、家にいても簡単には目を離せません!
さらに外の情報が入ってこないので社会からも孤立しているように思えてくるそうです。
でも自分しかいないし、子どもになにかあってはいけないと緊張の毎日を過ごしています。

それなのに家に帰って来ても、育児はおろか自分のこともろくにやらない旦那様が帰ってきたら、育児で疲れているところにさらに追い打ちをかけてしまいます。

その結果、

「なぜ自分ばかりが大変な思いをしなくてはいけないのだろう?」

「こいつ使えねぇ~」

と思ってしまうのも仕方がないと思えませんか?

*解決法はこれ!!

それは・・・

できる事を少しでも代わってやっていくことです。

ママさん達はパパさん達が仕事で忙しいのはわかっています。その上で助けて!!と言っています。

そんなこと言ったって仕事もあるしどうすればいいんだよ!!仕事で疲れているんだから家にいる時ぐらいはゆっくりさせてくれよ!!家にいるんだから子供のことくらいやって当然だろ!!

と思われるかもしれませんが、逆に育児を自分の仕事に置き換えて赤ちゃんを上司と考えてみましょう。

毎日言葉も通じない上司と24時間一緒にいて上司の機嫌を取らなくてはいけません。意思の疎通が困難なため行動などから何がしたいのか推測するしかなく、しかもご飯やトイレ、お風呂も自分では何一つできないので、やってあげなくてはいけません。
目を離すと勝手にいなくなってしまったり、危険な事をしてしまう可能性があるため目を離せず、自分のトイレやお風呂等も中々離れる事ができません。
寝る時も離れられず、急に起きて泣きわめいたら落ち着くようになだめなければいけませんが、それが2~3時間ごとに起こります。
そんな上司と24時間ずっと一緒にいて世話をしているのに大変だからと言って途中で投げ出すことはできず、助けてくれるはずの同僚も助けてくれません。

その上で、家事もしなくてはならず同僚の食事などの世話もしなくてはいけないとなってはママさん達のワンオペ育児がいかに大変なものか想像できますよね。

そんなママさん達が日中、一人で目いっぱい気を張ってヘトヘトになってがんばっているのだから家にいる時くらいは手伝って!!あなたの子どもでもあるのだから当然でしょ!!と思っています。家にいれない時間は仕方ないにしても家にいる時くらいは率先して育児に参加したいものですね。

でも、ここで一つ注意点があります。それは「良いとこどりは育児参加ではない」という事です。
お風呂に入れるだけ、食事を食べさせてあげるだけ、はお手軽でいかにも育児をしている気になれますがそれは育児に参加しているとは言い難いのです。
お風呂に入れるのも食事を食べさせてるのも準備から片付けまで全てやってこそやっていると言えるでしょう。時間的に準備からが難しいのであれば片付けまでやるのが育児参加と言えるのではないでしょうか。

それをふまえて世のパパさんたち「がんばりましょう!!」

そして一日の終わりにお互いに話ができて、お疲れ様、今日もありがとう!!」ってお互いに言い合える関係を普段から築いていきたいものですね。

-ぶろぐ